本日はアメリカを発端に世界的な株安が起き、仮想通貨もビットコインを始めとした多数の通貨が軒並み暴落しています。
いったいどこまで下がるんだろうと思わされてきます。
ビットコインのチャートに関しては、トレンド転換の兆しが見えたので、しばらくは上げていくんじゃないかなという気がします。
日経平均もチャートの形としては底をうったような感じになっていて、企業の業績も全体としては悪くないので、ずっと下げ続ける理由はない気がします。
今日は絶好の買い場だったんじゃないかなと思うのですが、答えはもう少し先にならないとなんともわからないところです。
そんなエキサイティングな値動きを市場はしていましたが、ビットコインを始めとした仮想通貨の将来性ってどんなものがあるのでしょうか?
■ ビットコインに将来性はあるのか?
これは、一口に仮想通貨といっても、さまざまな目的で作られていますので、1つ1つの将来性を見ていかないと「仮想通貨」とひとくくりにしてしまうのは乱暴な気がします。
では、「ビットコイン」に絞って考えてみると、どうでしょうか?
ビットコインの特徴は「ブロックチェーン」という技術を使っていることにあります。
改ざんすることが難しく、国に頼ることなく通貨の役割を果たす「仮想通貨」としてビットコイン大きな存在感を放っています。
とはいえ、今はそんなビットコインの将来性に期待をしつつも、投資や投機の対象としてビットコインを保有し、売買をして稼ぐ目的でビットコインを持っている人の方が多いかもしれません。
ビットコインを安く買って高く売るという以外にも、レバレッジをかけたビットコインFXなども取引所によっては可能です。
FXのレバレッジ規制がなされる昨今、激しい値動きをするにも関わらずレバレッジをかけて大きな金額を動かして投資することができるビットコインはトレードに慣れた人からすると、面白い投機対象と言えるかもしれません。
それによって、ビットコインは1年で10倍以上も値上がりをしました。今はだいぶ下がってきましたが、それでも1年前と比べたらまだ数倍の価格です。
そんなビットコインやアルトコインなどの仮想通貨の値動きを見て「バブルだ!」「いずれ暴落して損するに決まってる!」と考える人もいるようです。
ビットコインや仮想通貨のバブルが弾けてしまったら、そこで将来性が損なわれてしまうものでしょうか?
ちょっとその点について考えてみます。
■ ビットコインとITバブルの比較
今は、どちらかと言えば投機の対象になっている感が強いですが、それはITバブルのときのIT企業の株価もそうでした。
その分野に将来性を感じた人たちが投資し、それが投機になり本来その会社を応援しようというのではなく、利ざやを求めて買いに走る人が続出してバブルを形成していきます。
それが弾けることで、大きく株価が下落してしまったのが、ITバブルだったと思います。
では、仮想通貨に関してはどうでしょうか?チューリップバブルと比較して、仮想通貨やビットコインの値動きもバブルだ!という人も多いです。
たしかに、ビットコインは投機の対象となって、バブル的な相場となっていく運命なのかもしれません。
しかし、それがビットコインや仮想通貨に将来性がないということにはなりません。
ITバブル後にIT企業の株価は軒並み下がって、倒産する企業も出てきたと思いますが、今になっても残っていてむしろ社会的に大きな役割を果たしている会社もたくさんあります。
Amazon、Apple、google、Facebookなど、アメリカのIT企業は完全に復活しましたよね。
ビットコインも投機の対象となり、トレーダーによってバブルが形成されているかもしれませんが、ビットコインの将来性に関しては依然として大きな可能性があるものと思います。
■ ビットコインのどんな点に将来性があるの?
国に頼らない通貨的な決済手段があり、国境を超えて安い手数料で送金ができる。送金速度も早い。ほかの通貨にはない独自の値動きをする価値を持った投資対象。
それが、ビットコインであり、ほかの仮想通貨に秘められた可能性の1つです。今の時点では決して送金手数料が安いとはいえないし、送金速度も遅いと感じることも多いのがビットコインです。
それは、技術やシステムが追いついていないからであって、ビットコインの将来性はまだまだあると思っています。
ビットコインがダメになっても、そのときはビットコインを超える何らかの仮想通貨がビットコインが担っている役割を果たしてくれることでしょう。
これからも暴落や暴騰を繰り返しながら、上がったり下がったりして投資家・投機家を一喜一憂させていくビットコインだと思いますが、将来的には大きく伸びていく可能性があると見ています。
法律の規制もまだまだ甘く、今後どうなるか分からないビットコインを始めとした仮想通貨の世界ではありますが、将来性のある分野だと考え今後も情報収集をしながら役に立つ情報はシェアしていければと思います。